ちく満|宿院
元禄8年(1695年)創業の老舗そば屋さん。堺に訪れたならば、堺に住んでいるならば、ここの「せいろそば」は必ず食べていただきたいです。
工場にしか見えない外観からもうたまりません。中に入るとタイムスリップした気分。日本一ユニークなそば屋さんと思います。
▼ 工場にしかみえない有名老舗そば屋さん
チンチン電車から見える場所に位置しています。宿院駅から歩いてすぐの立地ですが、初めて訪れた方は困惑するのではないでしょうか。
事前知識無しだと、ここがお蕎麦屋さんだと認識することは不可能でしょう。
建物の裏側は「さかい利晶の杜」があります。つまり「千利休屋敷跡」の隣の隣くらいに立地しています。
裏から見ると、これまた迫力ある佇まいですね。
パッと見ではわかりにくいですが、よーく見ると入り口らしき場所があります。
入ってみると、これまた不思議な空間。
そのまま進むと、両側の壁に堺の歴史や豆知識などが書かれたボードがあります。
やはり、観光客の方も多いのでしょうね。私も、堺観光では外してはいけない場所だと思っております。
この先に店員さんがいらっしゃいました。そして、案内されたのがここ。
和! 急に、和! 外観からはまったく想像できなくないですか…!
なんていうか、外観の迫力から、のれんをくぐって、靴を脱いで、席につくまでがもう完璧です。
座布団に座った時点である程度満足している自分がおります。
▼ ちく満のせいろそば
注文は極めてシンプル。2択です。
せいろそばの「1斤(いっきん)」または「1斤半」。
■せいろそば(1斤)(\800)
※写真は二人分です。
どこか風情がありますね。
想像以上に熱々の徳利に入ったつゆ。「ちく満」と書かれていますね。
卵を溶いて、ネギを入れて、熱々のつゆを注げば準備完了です。
こちらのお蕎麦、初めて食べる方は驚かれることかと思います。ふわふわと、まったくコシがありません!
不思議な魅力を持ったお蕎麦です。
最後に、そば湯を楽しみましょう。
堺観光には必ず組み込みたい素晴らしいお店でしたね。
300年以上の歴史があるにもかかわらず、初めてこの柔らかいお蕎麦をいただいたら「新しい!」と思うことうけあいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ぜひ、ご賞味あれ!
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